墓石の納骨室(カロート)について

墓石の下には納骨室がつくのが一般的で、この中にお骨や骨壷を収納します。
納骨室は、カロートとも呼ばれています。
お墓が建ってしまうと見えなくなる部分ではありますが
大切なお骨を納める場所なので、
納骨室もお墓にとっては重要な部分になります。

納骨室の素材は、コンクリート製やブロックを積んで作られるものと、
石で作られたものに分けられます。

コンクリート製やブロックで作られるものは
一般的に地面の下、地下に造られる場合が多くあります。
それはコストを下げるためであったり
見えないところにまで石を使う必要はないと考えられているからです。

石で造られた納骨室の場合

これも地下式のものと地上式のものがあります。
石で作ってあるので耐久性があり頑丈な作りとなっています。

地下式の納骨室

コンクリート製

石製

地下に穴を掘り、転圧(地盤を固める作業)をした後に
4つの石を四角に組んで作ります。
深いものは二段で使用することもあります。

コンクリート製施工例





石製施工例

メリットは、比較的安く作ることができます。
デメリットは、納骨室の中に水がたまる場合があります。
墓地の地質や、施工の状況によって納骨室に水がたまり、
大切な骨壷の中にも水が入ることもあります。
本多石材店では、できるだけ地上型の納骨室をお勧めしています。

地上型の納骨室

地上型納骨室

舞台と呼ばれる立派な納骨室のものと
墓石本体に組み込まれたものがあります。
また、外柵の一部として納骨室を造る場合もあります。
地面よりも上に納骨室を造るので
納骨室に水がたまる心配がなく安心できます。



地上型納骨室

墓石本体についている納骨室は
(写真)
下台(芝台ともいう)の内側の空間を利用して
納骨室として使うものです。
メリットは、墓石以外に納骨室を造る必要がなくコストが安くつく。
デメリットは、墓石のみなので、納骨室の見た目の豪華さはない。

舞台式の納骨室(納骨堂)

大きくてどっしりとした納骨室を造る場合が多く
見た目にはとても立派なお墓に見えます。
家紋や飾りを彫ったりして豪華に見せることもできます。
四方の四本の柱の間に、板石を入れて作るものと
4枚の板石を組み合わせて作るものがあります。
天井に大きな板石を載せたタイプが一般的な形です。

柱タイプ



板タイプ

この場合も中を上下二段で仕切って使用することもできます。
側面の板石に穴をあけて空気の流れをよくしておきます。
これがないと納骨室の中に湿気がたまりやすくなります。
ジメジメとして露(結露)を持つ場合があります。
扉は観音扉と、一枚板で蓋をする方法とがあります。
金具をつけて鍵ができるタイプもあります。

外柵と一体型の納骨室は
外柵を造る時に納骨室を組み合わせて作ります。
見た目にはわかりませんが、墓石の下に造ってあるのが一般的です。
香呂の下にある板石が、蓋になっています。
墓石の基礎としての機能もあり
頑丈に作られていますから安心できます。

色々なタイプの納骨室がありますが
本多石材店では、
お客様のご希望に合わせた納骨室を作成することが可能です。

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