墓地（霊園）によって、墓石の高さ、区画の大きさ、形を制限しているところがあります。お墓を建てられる墓地（霊園）は、自由な形のデザイン型墓石を建てられるかどうかを事前に確認しましょう。

デザイン型墓石は何度かの打ち合わせを経て、詳細をまとめたのち、作成に入りますが、まとまったデザイン・方向性にそって、石の切り出しから行います。
お客様のご要望に沿った形になる、完全なオリジナル墓石は、作成途中でのやり直しが効かないことが多いため、作成に入る前（石の切り出しの前）に、のちにご供養されるご家族、ご親族と、しっかり話し合い、墓石デザインへの意見をすり合わせ、まとめておくことが重要です。

やり直しの効かないことが多いデザイン型墓石では、石材店ともしっかり詳細をすり合わせ、きちんとした完成イメージを共有しましょう。CADによる3D画像の提示などをお願いすると、デザインの確認ができ安心です。
デザイン墓石では石の色使いが非常に重要になるので、かならず使用する石を指定してカラー図面の提出をお願いしましょう。そうすることによって出来上がりのイメージを理解しやすくなるでしょう。

デザイン型墓石（オーダーメイド型墓石）は、一般的な形の墓石と異なり、デザイン費用を筆頭に墓石の総額が大きく変わります。
詳細をつめていく前に、お客様の予算を石材店に明確に伝えてから、進められることをお勧めします。

デザインがイメージした通りに完成しても、機能面に構造的な問題を含んでいて、劣化の進行が早まるものであったり、使いにくいものであったりすることもあります。
使いやすさを考慮しているか、水が溜まらない設計になっているか、納骨スペースが十分に確保されているかなどの墓石としての機能面に細心の注意をはらいながら、進められることをお勧めします。