法要・供養について1

法要・供養の基礎知識
法要・供養の基礎知識として、開眼供養から墓所整理に至る流れを、仏式を中心に説明します。
開眼供養(かいがんくよう)

供養の対象になります。最近では、埋葬時に一緒に行うことが多いで
すが、墓石はご住職にお経を唱えて頂いて、はじめて「信仰礼拝の対象
として本当の意味の“墓石”」となります。開眼供養は、入魂式(にゅう
こんしき)とも言われ、儀式を経ることで、お墓に限らず、仏像や仏壇、
仏画、卒都婆、位牌などが霊験ある存在になります。つまり、魂を入れ
ない墓石はただの石にすぎず、開眼(入魂)のお経を唱えていただき、
魂を入れることでご先祖さまとの絆が生まれます。なお、法要の営み方については、宗派によってことなります
ので、菩提寺に事前にご相談されることをお勧めします。法要・供養の基礎知識として、開眼供養から墓所
整理に至る流れを、仏式を中心に説明します。
追善法要・年忌法要

亡くなられた日を含めて七日目ごとの法要(中陰供養)と「百箇日
忌法要」「毎月の命日」「新盆」などの追善法要を営みます。百箇日
を過ぎると年忌法要となり、満一年たった祥月命日が「一周忌」、
二年目が「三回忌」、以後は数え年で六年目に「七回忌」、「十三回忌」
「十七回忌」「二十三回忌」「二十七回忌」「三十三回忌」「三十七回忌」
「四十三回忌」「四十七回忌」「五十回忌」「百回忌」と続きます。
先祖供養として欠くことのできない大切な行事である、これらの法要は、近親者を招いてお寺や墓前で
営みます。また、残された者の大事なつとめとして、春秋のお彼岸やお盆には、家族揃って墓参し、個人を
偲び供養します。
納骨供養

中陰といいます。通常、忌明けの中陰を過ぎてから、遺骨をお墓に
納める「納骨法要」を営みます。
